はい。
と言うわけで温泉に来ております。
今回は1泊での泊まりがけ。
場所はお馴染の登別です。
今回のホテルは少しばかり普通のホテルとは違うらしいです。
ホテルに着いてチェックインを済ませ部屋に入ると、まあ、ありきたりな和室。
しかし、これはちぃとばかし広い。
姉と二人で寝る部屋にしては広すぎるんじゃありませんかねぇ。
修学旅行ならば8人は寝られるはず。
数えると12畳。
それに加えソファーが置かれた5畳程度の空間も有ります。
うーむ。
なんとも無駄に広い。
家族4人で1部屋でも十分だったんじゃねぇのか?
まぁ、大は小を兼ねます。この程度なら許容内でしょう。
少しくつろいでいると夕飯の時間になったので一階に降ります。
親父曰く、ここは一度倒産したホテルで、それを買収した所が食事に力を入れた事でプチ有名になったとか。
かなり気合いの入ったフランス料理を食べさてくれました。
メニューも、キチンと味の濃さやペース配分が考えられており、一品一品に工夫がこらされていました。
若いズッキーニの花にホタテのムースを入れて焼いたモノや、軽く酢で漬けた蕪と甘エビなど。
デザートは、濃く苦いカフェ味アイスの回りを焼いたバニラアイスで包み、皿の縁に山椒の粉末をまぶして香り付けしていました。
なかなか洒落ています。
週末の土日とあって30代前半のOLと思われる5人組が楽しそうに談笑していました。
まぁ、これだけの飯が出るにも拘らず、部屋は完全に和室のソレなのは、単純に繁盛しているからでしょう。
もう何年かしたら部屋の方も改装されるかもしれません。
因みに、このホテルの泉質は塩化物泉と硫黄泉。
硫黄泉の方は湯の花が出すぎで浴槽の下に沈殿した硫黄泥が溜っていてヌルヌル。
温度は出ていませんでしたが、恐らく38〜39度ぐらい。
サウナや水風呂などが無いのは残念ですが、そこは泉質が良いのでいいとしましょう。
夜中の11時、2時、5時、7時と4回程入ってくたくたになりました。
いやー、星が綺麗だ。
山の合間にあるので周囲は真っ暗。
2等星まで見えると大したモノです。
なかなか景観としてはヨロシイのではないでしょうか?
それにしても、深夜に貸し切り状態の温泉でくつろぎながら星を眺めていると、気持が良いですねぇ。
外の気温は18度くらいで風が適度に微風。
上半身を湯から出して手酌でビールを飲む。
本当は駄目なんでしょうが、誰もいないのでwww
体が冷えてきたら、また湯に浸って温まる。
熱くなったら半身を出す。
これを交互に繰り返しつつチビチビとビールを飲む。
……私、一応は今年で21の青年ですが趣味嗜好は完全におっさんのソレです。
まぁ、いいじゃないか。
どうせ東京に戻れば、非生活的で狂って汚れた灰色の砂漠を干からびながら這い回る暮らしが待っているのですし。
人間が人間として生きるために必要な最低限の何かが欠けたあの街は、私がこうしている間にも悲しい歯車を産み出して回し続けているのでしょう。
まぁ、狂った世界には狂った生活があり、しかしそれが大きすぎるが故に気付かない振りができてしまう。
何ともセチガライですねぇ。
札幌がそうでは無いのかと言われたら、少なくともそこまで狂ってはいないでしょう。
交通法規はかなり狂っていますが……。
で、まぁグダグダと飲んだくれていたら朝食の時間となりました。
……。
メニューは……。
・オレンジジュース、牛乳、絞ったパインジュースのパインシャーベット入り。
・8種類の薬味がそえられたお粥。
・ミズナと白金豚のハム。
・クッキー詰め合わせ。
てなかんじ。
やっぱり、部屋、飯、風呂の順で重要度が高いですね。
うむ。
まあ、今回はそんな感じでした。
と言うわけで温泉に来ております。
今回は1泊での泊まりがけ。
場所はお馴染の登別です。
今回のホテルは少しばかり普通のホテルとは違うらしいです。
ホテルに着いてチェックインを済ませ部屋に入ると、まあ、ありきたりな和室。
しかし、これはちぃとばかし広い。
姉と二人で寝る部屋にしては広すぎるんじゃありませんかねぇ。
修学旅行ならば8人は寝られるはず。
数えると12畳。
それに加えソファーが置かれた5畳程度の空間も有ります。
うーむ。
なんとも無駄に広い。
家族4人で1部屋でも十分だったんじゃねぇのか?
まぁ、大は小を兼ねます。この程度なら許容内でしょう。
少しくつろいでいると夕飯の時間になったので一階に降ります。
親父曰く、ここは一度倒産したホテルで、それを買収した所が食事に力を入れた事でプチ有名になったとか。
かなり気合いの入ったフランス料理を食べさてくれました。
メニューも、キチンと味の濃さやペース配分が考えられており、一品一品に工夫がこらされていました。
若いズッキーニの花にホタテのムースを入れて焼いたモノや、軽く酢で漬けた蕪と甘エビなど。
デザートは、濃く苦いカフェ味アイスの回りを焼いたバニラアイスで包み、皿の縁に山椒の粉末をまぶして香り付けしていました。
なかなか洒落ています。
週末の土日とあって30代前半のOLと思われる5人組が楽しそうに談笑していました。
まぁ、これだけの飯が出るにも拘らず、部屋は完全に和室のソレなのは、単純に繁盛しているからでしょう。
もう何年かしたら部屋の方も改装されるかもしれません。
因みに、このホテルの泉質は塩化物泉と硫黄泉。
硫黄泉の方は湯の花が出すぎで浴槽の下に沈殿した硫黄泥が溜っていてヌルヌル。
温度は出ていませんでしたが、恐らく38〜39度ぐらい。
サウナや水風呂などが無いのは残念ですが、そこは泉質が良いのでいいとしましょう。
夜中の11時、2時、5時、7時と4回程入ってくたくたになりました。
いやー、星が綺麗だ。
山の合間にあるので周囲は真っ暗。
2等星まで見えると大したモノです。
なかなか景観としてはヨロシイのではないでしょうか?
それにしても、深夜に貸し切り状態の温泉でくつろぎながら星を眺めていると、気持が良いですねぇ。
外の気温は18度くらいで風が適度に微風。
上半身を湯から出して手酌でビールを飲む。
本当は駄目なんでしょうが、誰もいないのでwww
体が冷えてきたら、また湯に浸って温まる。
熱くなったら半身を出す。
これを交互に繰り返しつつチビチビとビールを飲む。
……私、一応は今年で21の青年ですが趣味嗜好は完全におっさんのソレです。
まぁ、いいじゃないか。
どうせ東京に戻れば、非生活的で狂って汚れた灰色の砂漠を干からびながら這い回る暮らしが待っているのですし。
人間が人間として生きるために必要な最低限の何かが欠けたあの街は、私がこうしている間にも悲しい歯車を産み出して回し続けているのでしょう。
まぁ、狂った世界には狂った生活があり、しかしそれが大きすぎるが故に気付かない振りができてしまう。
何ともセチガライですねぇ。
札幌がそうでは無いのかと言われたら、少なくともそこまで狂ってはいないでしょう。
交通法規はかなり狂っていますが……。
で、まぁグダグダと飲んだくれていたら朝食の時間となりました。
……。
メニューは……。
・オレンジジュース、牛乳、絞ったパインジュースのパインシャーベット入り。
・8種類の薬味がそえられたお粥。
・ミズナと白金豚のハム。
・クッキー詰め合わせ。
てなかんじ。
やっぱり、部屋、飯、風呂の順で重要度が高いですね。
うむ。
まあ、今回はそんな感じでした。
力無く倒れた先は地面。
顔に濡れた土と泥水がかかり、ヌロリと舐めてくる。
背中からコートが雨を弾くポツポツと言う音が聞こえてくるが、全身から精気が抜けてしまったように動かそうと言う気が沸かなかった。
気合いを入れて動こうと思えばまだ、いくばくかの余力は残されているのだろうが、『諦め』という名の毒が全身に回り体外に大切だったものを放出している。
差し詰め、この降り注ぐ雨が体から熱を奪っているように。
思考すらも放棄し、生ける屍となって泥の中に沈溺していく。
現実にそんなことは無いのだが、体が溶けて地面に吸い込まれ、泥水と混ざり拡散して行く感覚。
そう言えば、息をすることを忘れていた。
ほんの少し口の上を開き、思い付いては肺の換気を行う。
死のうと思うなら息をする必要も無いのだが、生存本能というやつが勝手に、やはり思い付いたように呼吸を求める。
腹が減っていた。
最後に口にモノを入れたのはいつだったか……。
まあ、今も閉じた口に泥が入って来ているわけだが。
ああ、腹が減った。
兎に角腹が減った。
腹の虫も無くことを辞めて久しい。
ブロロロロ
ズシャァ
ザチュッ
ズチャッ
パシャッ
パシャッパシャッパシャッ
ズチュ
と、ズッと背中のコートがずらされた。
風とは違う、摘まれて引っ張られた様な力のかかりかただ。
「うわっ、人!?」
背後から声がした。
何で人が?
良く分からないが、人は人だろう。
別に人だろうが動物だろうが声を出すことに変わりはないし。
すぐ近くを歩き回る音が聞こえたあと、急に両の足首が掴まれた。
引きずられて行く。
よく分からないが、頬がぬるぬるぬめぬめ。
鼻に泥が入っては堪らないので顎だけ起こして顔を上げる。
「おい、大丈夫か!?」
生きてるか?
返事をしろ!
とか、何か慌てた風に騒ぐ音が聴こえてくるのだが、これといって何も思い付かない。
ただ何と無く腕を挙げて手をハタハタと振ってやった。
大サービスである。
「うわわああ!!」
駄目だ。今ので限界だった。
掴んで持ち上げられていた足が振り落とされ、反動で腕も落ちて泥に埋まる。
辛うじて上げていた首も力が緩み、泥水に豪快なヘッドバットを決めてしまう。
「お、おい! まて、死ぬな!! 俺が殺人犯!? いや、それは違う!! なんだ、何がどうなってる!?」
一際大きな音が響いて来たが、もうどうでも良かった。
私の知ったこっちゃねぇよ。
ああ、眠い。
腹が減ったぁ。
……。
…………。
目が覚めた。
体を動かそうとすると、両手足が何かで拘束されているらしく動かせない。
背中の感触からして上等なベッドの上。
瞼を開けたのだが、何かで視界を覆われていて真っ暗。
声を出そうと声帯を震わせたが、口からは、ウーウーと言うくぐもった音しか漏れない。
そう言えば、起きた時から口が開きっぱなしで何か布の様なモノが詰め込まれている。
これは……、どういう状況だろうか?
2度3度と手足を動かしてみるが、ベッド自体に固定されている様で全然ビクともしない。
……疲れるので諦めた。
幸い、この場所は暖かい。
雨もかからず、濡れていた体も乾いている。
喉も不思議と渇いていない。
だがお腹は依然として減っていた。
ああ、何か食べたいなぁ。
顔に濡れた土と泥水がかかり、ヌロリと舐めてくる。
背中からコートが雨を弾くポツポツと言う音が聞こえてくるが、全身から精気が抜けてしまったように動かそうと言う気が沸かなかった。
気合いを入れて動こうと思えばまだ、いくばくかの余力は残されているのだろうが、『諦め』という名の毒が全身に回り体外に大切だったものを放出している。
差し詰め、この降り注ぐ雨が体から熱を奪っているように。
思考すらも放棄し、生ける屍となって泥の中に沈溺していく。
現実にそんなことは無いのだが、体が溶けて地面に吸い込まれ、泥水と混ざり拡散して行く感覚。
そう言えば、息をすることを忘れていた。
ほんの少し口の上を開き、思い付いては肺の換気を行う。
死のうと思うなら息をする必要も無いのだが、生存本能というやつが勝手に、やはり思い付いたように呼吸を求める。
腹が減っていた。
最後に口にモノを入れたのはいつだったか……。
まあ、今も閉じた口に泥が入って来ているわけだが。
ああ、腹が減った。
兎に角腹が減った。
腹の虫も無くことを辞めて久しい。
ブロロロロ
ズシャァ
ザチュッ
ズチャッ
パシャッ
パシャッパシャッパシャッ
ズチュ
と、ズッと背中のコートがずらされた。
風とは違う、摘まれて引っ張られた様な力のかかりかただ。
「うわっ、人!?」
背後から声がした。
何で人が?
良く分からないが、人は人だろう。
別に人だろうが動物だろうが声を出すことに変わりはないし。
すぐ近くを歩き回る音が聞こえたあと、急に両の足首が掴まれた。
引きずられて行く。
よく分からないが、頬がぬるぬるぬめぬめ。
鼻に泥が入っては堪らないので顎だけ起こして顔を上げる。
「おい、大丈夫か!?」
生きてるか?
返事をしろ!
とか、何か慌てた風に騒ぐ音が聴こえてくるのだが、これといって何も思い付かない。
ただ何と無く腕を挙げて手をハタハタと振ってやった。
大サービスである。
「うわわああ!!」
駄目だ。今ので限界だった。
掴んで持ち上げられていた足が振り落とされ、反動で腕も落ちて泥に埋まる。
辛うじて上げていた首も力が緩み、泥水に豪快なヘッドバットを決めてしまう。
「お、おい! まて、死ぬな!! 俺が殺人犯!? いや、それは違う!! なんだ、何がどうなってる!?」
一際大きな音が響いて来たが、もうどうでも良かった。
私の知ったこっちゃねぇよ。
ああ、眠い。
腹が減ったぁ。
……。
…………。
目が覚めた。
体を動かそうとすると、両手足が何かで拘束されているらしく動かせない。
背中の感触からして上等なベッドの上。
瞼を開けたのだが、何かで視界を覆われていて真っ暗。
声を出そうと声帯を震わせたが、口からは、ウーウーと言うくぐもった音しか漏れない。
そう言えば、起きた時から口が開きっぱなしで何か布の様なモノが詰め込まれている。
これは……、どういう状況だろうか?
2度3度と手足を動かしてみるが、ベッド自体に固定されている様で全然ビクともしない。
……疲れるので諦めた。
幸い、この場所は暖かい。
雨もかからず、濡れていた体も乾いている。
喉も不思議と渇いていない。
だがお腹は依然として減っていた。
ああ、何か食べたいなぁ。
